挑戦と応戦 2014 6 8

 中国は、国際法を守らないと思います。
私が中国の言い分を代弁すれば、こうなります。
「我々の国は、国際法が成立する前から存在した。
そもそも、国際法というものは、
欧米が自分に都合のよいように勝手に作った。
つまり、欧米の価値観の押し付けである。
このようなものが効力を有するとは思えない。
我々が新しい秩序を作る」
 秩序というものは、
挑戦と応戦の中で形成されていく。
 もし、守りきることができなかったら、
今の秩序は、古い秩序となって消えていく。
 歴史とは、勝者が書くものであり、
敗者には、歴史を書く権利がない。
 秩序も同じである。
勝者が新しい秩序を作っていく。
 今、世界は、挑戦と応戦の時代に入っている。
そのことが認識できていない人が多い。

弱さの証明 2014 4 20
 オバマ政権は、国際法の遵守など、
頻繁に、法の遵守を主張しますが、
これは、「世界の警察官」をやめて、
「世界の法律家」になったつもりでしょうか。
 しかしながら、これでは、結果的に、
「弱さの証明」になってしまうでしょう。
 はたして、中国に対して、
国際法の遵守を呼びかけても、通用するか。
 「我々の国は、国際法が成立する前から存在した。
そもそも、国際法というものは、
欧米が自分に都合のよいように勝手に作った。
このようなものが効力を有するとは思えない」と言われるだけです。
 おそらく、欧米が作った国際法を真面目に守っているのは、
日本ぐらいなものでしょう。
 アメリカは、中国の憲法を知っているでしょうか。
実は、中国の憲法は、進歩的です。
 なにしろ、信教の自由を保障し、
言論・出版の自由も保障しています。
さらに集会・結社・行進の自由まで保障しています。
 だから、中国の人権活動家は、
中国政府に対して、「憲法を守れ」と主張しています。
 しかし、このような「憲法を守れ」運動を起こせば、
今の中国では、拘束されてしまうでしょう。
 このような中国に対して、
国際法の遵守を呼びかけても、鼻で笑われるだけです。
小ばかにされるだけでしょう。
 オバマ政権は、国際情勢に疎いかもしれませんが、
よく分析して発言しないと、中国で笑いものになってしまいます。
 「法律家である前に、政治家であれ」
日本は、友人として、アメリカに忠告すべきでしょう。



























































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